冬眠前
まだ、葉っぱが青いうちの9月に伐採、10月に割って棚積みしておいた薪。晩秋から初冬にかけての乾燥風に当たった“Lサイズ薪(大割薪)”。
表面が色あせて木口にひびが入っている。急激な乾燥で“割れ”が出ます。これからの季節、残った水分が凍結し春のあたたかい風を待ちます。
普通、建材や家具材とするには“割れ”を避けるためにゆっくりと乾燥させるのですが、薪の場合関係ないので気にしない。
経験上、秋の冷涼な乾燥風と春の暖かい強風、そして来季の秋風と3回の季節風に当たって冬を迎える、この時季に割ったものが一番質が高いように思います。「乾き過ぎる」との評価もありますが。
今年は、この初秋の在庫が少なめです。前述したように、急激に乾燥が進むこの時季のものを、今冬用にお使いになる方からの注文を多数いただいたからです。「寝かせすぎる」、「乾きすぎる」の評価はこういった志向の方々から聞かれます。
お使いになる方で好みの状態(乾燥期間)は違いますので、それぞれにおける“乾燥”の定義も実に様々。「長期保管した乾燥の進んだもの」を前提に考えているので、聞かれて戸惑うこともあります。
たとえば木炭は生木から作るように木は生でも燃えるのですが、とある方は赤々とした熾き火の中に生木をくべて空気を絞り、のちに取り出して少量の自家製木炭を作っていましたっけ。オススメできる使い方とは思いませんが(なるほど‥)でした。
薪って奥深いです。
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